稲荷神社の事件

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568 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/02/08 06:55

「最近 寂れた稲荷神社で奇妙な事が立て続けに起きたらしい
なんとかしてくれと依頼が来た。
俺は事の真相を調べるため現地へ向かった。。
そこで町長から事のあらましを聞いた
なんでも夕方頃になると買い物帰りの主婦が何者かに悪戯されると言う

それなりの準備をし、さっそくその日から神社周辺を張り込んだ
1時間も待っただろうか 向こう側から人が来た、買い物帰りの主婦らしい
さらにその後ろにもうひとつの気配もあった、後をつけてるようだ
俺は立ち上がると女のほうへむかった。

女はこちらとすれ違う時会釈をし、こちらも黙って返す
しばらくするともうひとつの気配が俺の前で止まった、そして姿を見せる
予想通り狐だ 正確には子狐か
それと同時に、境内のほうからこちらへ殺気に満ちた視線を送るものがいた
おそらく親狐だ
俺は用意したたっぷりの油揚げを子狐の前に放り投げた
子狐は用心深くこちらを見ていたが敵意が無いと分かると
油揚げ咥えて境内のほうへ走り去った
殺気に満ちた視線もしばらくして消えた。

これから町長の家に行き事情を説明しなければならない、
胸のポケットを探るとタバコが切れていることに気がついた、、、」




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