引き止め工作

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134 名前: 112 04/05/19 00:50 ID:vUbDhV9B

>>126
どーも、集落の人らにとっては宇宙人は絵空事で、タヌキとか狐とかは
リアリティのある現実だったみたいでつ。
そこらへんの感覚はわしにもわからんでつ、はい。

獣に化かされた話をば。
集落の某とゆう人が別の集落に出かけたときの話。
朝、別の集落に向かう途中で、同じ集落の○○とゆう人を見かけた。
草むらの中をうろうろうろうろとしているようで、それを見た某さんは
その人が山菜をとってるのだと思い、「ずっとうろうろしとるとこ見ると、
ありゃあかなり生えるンやな」と思いつつ通り過ぎたそうです。
夕方、同じ場所を通ると、○○さんが同じ場所をうろうろしている。
「朝も来て夕方もとりに来るとは、どんなもんなんじゃ」と思い
近づいて声をかけると、○○さんは
「ああ、よかった、道に迷ってこまっとったんじゃ」と言い、
朝からずっと迷ったきりで困ってたと話たそうです。
その場所は道から20mも離れてない開けた場所で、
迷うわけのない場所。そのことを指摘すると、○○さんは
正気に戻り、「なんでわしはこんなところにおるんじゃ?」と
不思議がったそうです。
○○さんは猟師をやっていた方で、その日も別の集落の人と
狩りに行くつもりで出かけたとのこと。
「○○は腕のいい猟師やったから、狐かタヌキがひきとめ
 ようとしたんじゃなかろうか」と集落の人たちは話したそうです。



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